41レ 函館23:51 - 札幌06:52
函館本線の41列車は全国でも数少なくなった夜行の普通列車で、函館から札幌を倶知安経由で結んでいる。
23:30、改札が始まり、ホームへ向かう。
DD51を先頭に、旧型客車9両の長い編成だが、旅客車は3両だけで、あとは荷物車と郵便車ばかり。特に最後尾の3両ははるばる東京から走ってきた隅田川貨物駅所属の車輌だ。
要するにこの列車の使命は手荷物郵便輸送であって、そのついでに人間も運んでいるに過ぎない。
発車を待つ窓外には側線群があり、入換用のDD13が何度も往復して連絡船にコンテナ車を出し入れしている。
23:51、定刻に函館を発車。車内は各ボックスに2〜3人とけっこう乗っている。ニス塗りの窓枠、ニス塗りの椅子、ニス塗りの車内。なんだか昭和20年代の夜行列車に乗っているような気分になる。違いは、照明が蛍光灯に改造されていることぐらいではないだろうか。
北海道用の車輌なので、防寒のため窓は二重になっている。その外は操車場の水銀灯に照らされた雪面が幻想的な光景を見せている。
長万部で目を覚まし、ちょっと外に出てみる。寒い。機関車との間に連結されていたマニ60が切り離されて、この車輌が1両目になった。
2:53発。遅れている。
札幌着7:02。10分延。眠い。
少し時間があるので地下鉄南北線と市電に乗る。
[本日の編成]
DD51 716 五
マニ60 202 函ハコ (函館→長万部)
オハフ33 435 函ハコ ★
オハ36 127 函ハコ
オハフ33 613 函ハコ
オユ10 2537 旭アサ
マニ36 2249 仙セン
マニ50 2153 北スミ
マニ50 2154 北スミ
マニ50 2185 北スミ
JUGEMテーマ:鉄道旅行
- 1981.03.08 Sunday
- 1981.03 北海道旅行
- 23:51
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- by 翠月庵