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アメリカ旅行


 アムトラックの列車で北米大陸を横断してみたい、と永年夢見ていた。
 ヨーロッパ方面には何度も出かけているが、アメリカ合衆国に降り立ったのは飛行機の乗り換えで数回だけだ。もう40代も終盤というのに、人としてそれで良いのかという思いもあった。
 東海岸と西海岸を直接結ぶ列車は走っていない。常識的なルートを取るかぎり、東海岸―シカゴとシカゴ―西海岸に分かれることになる。
 鉄道好きとしてはニューヨークの地下鉄に乗りたいし、シカゴのエル(高架鉄道)も外せない。したがってニューヨーク―シカゴの「レイクショア・リミテッド」に乗車することはほぼ自動的に決まった。問題はシカゴー西海岸をどうするか。
 西海岸へは、シアトル/ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルスへ列車が走っている。それぞれ景勝区間があって甲乙付けがたいのだが、できればシアトル着発の「エンパイア・ビルダー」に乗りたい。
 小学生のころ、父が買ってきてくれたグラフ雑誌で「エンパイア・ビルダー」の乗車記を読んで以来、ずっと頭の片隅にあった名前だ。記事が書かれた頃はまだアムトラックは存在せず、グレートノーザン鉄道が運行するオレンジと緑色の客車で、屋根の上に展望席をつけた「ドームカー」が連結されていた。今はアムトラックになって、車両も全車二階建てでステンレス車体の「スーパーライナー」に変わったが、是非同じ名前の列車に乗ってみたい。

 旅行には25年来の知己であるW氏と同行することになった。氏はアメリカには何度も行っているので、列車の予約以外は全部やってくれて楽をさせてもらったが、そのかわり寝台車には一度も乗ったことがないという。二泊三日も列車内に監禁されて「もう飽きた。ここで降りて飛行機で行く」などと言い出すのではないかという不安もあるが、まあ、そのときはそのときだ。

 こんなふうにして、足掛け10日、中年男二人組のアメリカ旅行に出かけることになった。といっても、お互い贔屓にしている航空会社のアライアンスが違うので、現地集合、現地解散の旅である。

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