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夜の名前

深夜。暗夜。闇夜。烏夜。月夜。薄月夜。朧月夜。朧夜。晴夜。星月夜。十六夜。白夜。聖夜。除夜。七夜。初夜。逮夜。通夜。常夜。空夜。霜夜。短夜。暮夜。熱帯夜。十二夜。サテンの夜。呪われた夜。銀河鉄道の夜。水晶の夜。戒厳令の夜。チュニジアの夜。百億の昼と千億の夜。無明長夜。


アシダカグモは電気ゴキブリの夢を見るか?

Dsc01560.jpg

猫が歓ぶという噂のHEX BUG nanoを買ってみた。全長約45mm。

超小型モータの振動とブラシ状の脚で前進するという仕組みで、デスクに置いた携帯がマナーモードで自然に動くのと同じ原理(だと思う)。

フローリングの床を走る速度はクロゴキブリより遅く、運動方向も単調だが、十分に気持ち悪い。

 

勇んで猫に見せたのだが、一応興味を示すものの、飛びかかったりはしない。やっぱり電気仕掛けじゃ駄目か。

残念。


人生が二度あれば

パリはポルノグラフィーに似ている。目の前の街並みを見るだけで、想像力は暴走する。パリに住んでいたらどんな人生だったろうと自問し、自分が生きてこなかったあらゆる別の人生を思い浮かべて憂鬱になる。―― アキール・シャルマ(ニューズウィーク日本版 12/28号)

という文章を読んで憂鬱になった。

春の名前

立春。向春。早春。仲春。徂春。孟春。芳春。暮春。晩春。季春。常春。行く春。夜半の春。沈黙の春。アラブの春。プラハの春。リスボンの春。北京の春。わが世の春。回春。売買春。

SNSの廃墟

風邪を引いて熱っぽい頭に浮かんだ想念。

 最近、古代ローマの廃墟を描いたユベール・ロベールの展覧会に行ったり、現役の建築が廃墟になった光景を描く元田久治の画集を買ったりした影響かも知れないが、たとえばFacebookはどんな風にして廃墟になるのだろうと考えてみる。

 もちろん企業が運営している以上、最後にはサービス停止となって跡形もなく消え去るのだろうが、そこに至る経緯はどんなものだろう。
 古代都市が廃墟になるのと同じように、人々が一人去り、二人去りして無人となり、皆が投稿した文章や写真たちだけが二度と戻ってこない閲覧者を虚しく待ち続けているのだろうか。
 そのとき、Facebook上の友人関係はどこか別の場所に再構築されるのだろうか。それともそのまま胡散霧消してしまうのか。

 だいたいFacebookはあと何年続くのだろう。せいぜい10年くらいじゃないだろうかと思ってみるのだが、これが100年後や200年後に存在していたら別の意味で怖い。死者のために追悼アカウントという制度があるけれど、永久不滅なんだろうか。
 もっともこれは友人にしか公開されないし、私の友人リストにいる人々も100年後には皆この世の人ではないだろうから、やはり誰の目にも触れずにデータだけが残り続けることに変わりはないのである。



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